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10月, 2020の投稿を表示しています

『山頭火 句画』(色鉛筆画)

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       「日向ぼっこする  猫も親子」 種田山頭火 の句を絵にした、句画です。 以前、 マウスで山頭火の句画 を、描いたことがありますが、 山頭火の句は情景が目に浮かぶ、というかイメージが沸いて来ます。 5-7-5の定型にとらわれず、自由な句で、厳しい托鉢の旅の心情を、飾らずにつぶやくように句にしています。 とぼとぼと歩く、旅の道、ふと見ると、猫が日向ぼっこをしている。親子の猫のようだ・・。穏やかな心和むような風景でもありますが、家族離散、旅に出ることでしか生きる道のない山頭火にとっては、自己の孤独を自虐的に感じていたのかもしれません。そのような句が多くあります。「猫も・・・親子」  

『時間は存在しない(その②)』(雑感日記)

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 「時間は存在しない(その②)」 前回の「時間は存在しない」の読書感想文の続きです😅 いやー、しかしこの本の「人は宇宙の全てを認識出来ないから時間を認識する」という趣旨の理論が、目からうろこで、「そうか、そんな見方もあるんだ」と、驚くやら、感心するやら・・で腑に落ち、納得するものが大きかったんです。そのことを少し掘り下げて書いてみたいと思います。 まず、この動画をご覧ください。 これは、リアルな太陽系の動きを3Dにした映像です。地球は太陽の周りを自転しながら回っています。太陽もまた物凄いスピードで動いています。しかし、地球上の私たちの感覚としては、地面が止まっていて太陽が東から西へ動き沈んで行きます。私たちがこの太陽系の動きを全て感じていたら、目が回ってしまい大変です。また、転じてミクロの世界を見てみると、私たちの体は炭素で出来ていて、分子の集合体です。分子は原子と電子で出来ていて原子の周りを電子が回っています。でも、そのミクロのサイズの動きは自分の体であっても感じることは出来ません。 私たちが得ている感覚の情報は、ミクロからマクロの宇宙全体の動きや関係性をほんの極々一部でしかないのが事実です。宇宙は11次元(理論上)で、出来ていますが、私たちは3次元の世界しか認識出来ません。時間は過去→現在→未来の一方方向にしか流れません。しかし、11次元の情報量に比べたら、3次元の情報量は比較にならない程小さいものであることは想像出来ます。 著者は、その情報量の少なさが、時間を一方方向の3次元の時間を作っている、と言うのです。「時間は存在しない」というタイトルがちょっと飛躍した訳で原題は「時間の順序」というような意味のようです。「時間の順序」をもっと説明すると、「時間には順序がない」「方向性などない」「現在」というものも無い、という表現になります。時間の一方通行のような流れの秩序など無いのですから「現在」すら存在しないのです。 厳密に表現すると、この3次元の世界でも、観測者の「私」から少しでも離れればそれは「現在(今)」ではありません。わかり易くたとえるなら、夜空にまたたく星の光を今見ているとしても、遠く離れた星の光は過去の光です。「3万光年」などという距離の表現がありますが、光の速さで3万年かかる距離、つまりその光は3万年前のもの、言い換えれば「過去」を見ているわけですね。

『ソロキャンプ』(色鉛筆画)

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 「ソロキャンプ」 「ヒロシキャンプ」(ヒロシちゃんねる) が好きでたまに見てます。人気がある のも納得します。理屈抜きに見てて 「良いなぁ」と思うし、和みます。 ヒロシは最近、山を買ったそうですね。 そこでキャンプやってるらしいです。 しかし、管理されたキャンプ場とかなら 安心ですが、大自然の山の中で、全く 一人でキャンプするって・・・ 私は怖がりなんで・・・無理😅  

『時間は存在しない』雑感日記

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 「時間は存在しない」 カルロ・ロヴェッリ 良い本だったのでレポートします。 科学系のYouTubeとかネットで評判が良くて、見ているうち興味を持ち、読んでみたいと思いました。何より「時間は存在しない」というタイトルが刺激的ですよね。 本屋さんに行ったら、難しそうな本ばかりの専門書のコーナーにありました。「どうせ読んでも理解出来ないかも・・」とビビりました。 購入して読み始めると、なんと!物理の数式がほとんど出て来ないですし、おそらく表面を撫でるぐらいしか本質は理解出来てないのかもしれませんが、納得しながら、わかった気になり、最後まで楽しく読めて、すっごく勉強になりました! この本の内容と感想などを思いつくまま書いてみます。 まず、「時間」の概念はニュートンまでは、宇宙で絶対的なもので物理の根本的な存在だったのが、アインシュタインが時間は重力や動き等で変化するものだと主張しました「相対性理論」ですね。更に近年の量子論では、更に更に時間の存在が不確かな物になって来たのです。と、いうのも量子の超ミクロの世界では、物質の有無が確立でしか表せないような曖昧な世界だからです。しかも、人が観測することで結果が確定する、という摩訶不思議な世界、もっと言えば、人が観測するまで「有」でも「無」でもない世界だったりします。 もひとつ言えば、量子の世界の本質は、物質ではなくて「有」と「無」が混在するような、とんでもない世界。著者は「出来事」が存在する、と表現しています。「状態」というような意味だと思いますが・・。 この本の著者は、理論物理学者で「量子重力理論」の研究者です。ですから、「物質」と切っても切れない関係にある「時間」の正体もまた、この「出来事」であり実在するものではないのではないのではないか、と提唱しています。(証明はまだされていない) ◎時間というものが存在しないのに、ではなぜ人は「時間」を認識するのか? それは、人が宇宙の物理的な情報を極々一部しか認識出来ない、故に、時間を認識するのだ、と言います。つまり、「時間」というのは「宇宙の全ての摂理を認識出来ない、人が作り出したもの」という結論です。驚きますよね、この理論。 ◎人は時間を過去、現在、未来と一方方向にしか認識出来ないのはどうして? 答えの鍵は「熱」にあります。自然界では、熱は高→低の一方方向にしか変化しません。エント

『山里の秋』(色鉛筆画)

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 「山里の秋」 のんきな絵ですが 描いていているうちに 釣りに行きたくなりました😅  

『どんぐりと枯葉』(色鉛筆画)

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 『どんぐりと枯葉』 (色鉛筆画) 探鳥散歩の時、自然公園で 拾った、どんぐりと枯葉です。 アクセントに枯れ枝も いれて描いてみました。 今日は窓からの 自然光で描いてみました。 自然光の方が描き易いですね。 枯葉の色の微妙な色の 表現が難しいです。